キャバリアの魅力

耳の長い子の必須アイテム! ―スヌード―

 わたしたちキャバリアや、アフガン・ハウンド、アメリカン・コッカー、バセット・ハウンド等、耳の毛が長い犬種にはお馴染みのアイテムがスヌードである。今回はこのスヌードについてお話したいと思う。

何故スヌードを着けるのか

 耳の毛が長いと、日常過ごす中でどの様な問題が生じるか。

 ご飯を食べる際に、フードボウルに耳の毛が入ってしまい、汚れてしまう。

 水を飲むのが、給水ボトルのノズルからの場合は、耳は濡れないが、ボウル等から飲んでいる場合は濡れてしまう。

 おもちゃ遊びに熱中していると、おもちゃだけでなく、自分の耳の毛も一緒に咥えてしまって、べちょべちょになり、凄く絡まってしまう。

▲耳、巻き込んじゃいますよ!

 散歩に行くと、色々な場所の匂いを嗅ぐ事が、楽しみの1つになっている。大抵の場合、地面付近の匂いを嗅ぐ為に、顔を下げる。ずるずると耳の毛が地面を這ってしまい、ごみ・落ち葉・草等を絡ませてしまう。

▲散歩中は匂い嗅ぎに夢中。

 こうした事態で、毛の汚れを拭うのに時間が掛かったり、絡まった毛を梳かして毛玉を取り除くのに、わたしが長時間拘束されるのを我慢しなくてはいけなくなる。

 わたしにとってもマイナスな事態を回避する手立てが、スヌードの着用なのである。

スヌードを手に入れる

 母は、キャバリアを飼っている諸先輩方のブログを、わたしの教育の参考にしていた。そこからスヌードの存在も知ったのである。まだ幼い頃の耳の毛が発展途上のわたしには、スヌードは必要では無かったが、いずれ必要になる事は明白だった。

 しかし、悲しい哉、わたしの元々居たペットショップに、犬用の洋服は陳列されていても、スヌードの存在は無かった。ペットショップには、トイプードル・チワワ・ポメラニアン・柴犬といった犬種が元々多かった為、スヌードの販売を希望する顧客があまりいなかったのであろう。

 一度、立ち寄ったショッピングモールのペットグッズを販売している店舗で、涼しいメッシュ素材のスヌードを発見した時は、母が嬉々として購入していた。残念ながら自宅からは遠かったので、頻繁に通う訳にはいかなかったが。

▲生活習慣に欠かせないアイテム。

 姉の幼稚園の通園グッズを頑張って作った事もある母は、スヌードを自分で作る事にした。ご近所の手芸用品店で、特売で売られているカットクロスを購入。通園グッズを作った際に参考にした本の中の、巾着袋の作り方を基に、上下にゴムを通す部分を備えた筒上の物を作り上げた。

 これを少し改良したのが、現在のわたし用のスヌードで、ゴムを通す部分を端から少しずらす事でひらひらした装飾が備わった。わたし用のスヌードを作るのには、半分の長さに切られた手拭いが、そのまま使えて丁度良いサイズであった。手芸用品店でも安く購入出来、通気性も良いのである。

▲お手製スヌード。

スヌードを好きになる

 さて、わたしの耳の毛を清潔に保つ為のスヌードを手に入れたのだが、すんなりとわたしが受け入れる訳が無いであろう。洋服を着るのを、ガウガウ言って拒否していたわたしである。何かを身に着けるのは、苦手なのである。

▲お家ご飯用スヌードその1。

 まぁ、洋服よりは着せ易い作りである。筒状のスヌードに両手を入れて、わたしの顔を潜らせてしまえば良いのであるから。しかし、当初は気にして、脱ごうと前脚でぐいぐい押し退けてみたりしていた。

▲お家ご飯用スヌードその2.前に被り過ぎ?

 では何故受け入れたのか。母がぱぱっとわたしにスヌードを着けたら、すぐご飯が出て来たので、スヌードそっちのけで夢中になって食事をしていただけである。ぱぱっと着けられ、ご飯を差し出され、夢中で食べて、食べ終わったらすぽんと脱がされる。この素早いサイクルが、スヌードを着けられるという事を気にさせないポイントであった。

 何時の間にやら、スヌードを着けられる事が、ご飯が出て来る前提条件だと理解したわたし。そこからはスヌードに悪い印象は持たず、素直に、というかスヌードを見せられると、寧ろ自分から頭を突っ込む勢いである。

 散歩の準備にもスヌードは取り入れられた。しかし、スヌードは最後の最後に着けられた。母が散歩用のバッグを身に着け、わたしもハーネス等の準備万端、後は玄関を出るだけ。そんな散歩への期待感が高まった中、最後の最後にスヌードを着けられても、わたしの頭の中は匂い嗅ぎの事で一杯なので、全然気にならないのである。

▲後ろ姿は人の様。

 こうして、スヌード装着は、わたしの生活の中に習慣として根付いたのであった。

認知度の低いスヌード

 散歩の時にはスヌードを着けているわたし。犬好きの方々、他の犬の散歩中の飼い主の方々に可愛がられていると、スヌードに関して聞かれる事が多い。「首、怪我してるんですか?」「防寒で着けているんですか?」と。

▲お散歩用スヌードその1。すぽっ。

 わたしを愛でる為に足を止めて頂いている方々が、お急ぎで無い場合は、母が誤解を解くべく説明している。「耳の毛が長いので、屈んで汚れない様に覆っているんです。」と言いながら、すぽん!とわたしのスヌードを外してみせる。すると、百聞は一見に如かず、「うわぁ。本当に長いですね。これは確かに引きずって汚れちゃう。」と納得して頂けるのである。更に「髪が伸びてるみた~い。」とわたしの自慢の耳も存分にもふって下さる。

▲お散歩用スヌードその2。

 わたしと同じキャバリアが家族にいる方々には、スヌードの存在は広く知られているが、世間的にはあまり認知度は高くない様である。しかし、中には「お耳が長いから着けてるのね。うちには昔アフガンがいたから、同じ様に着けてたわ。」とお話して下さるマダムもいらっしゃった。

▲お散歩用スヌードその3。

 ネット通販では、お洒落なスヌードを販売していたりもするので、実用性とお洒落を兼ね備えたスヌードを着けている子たちが巷に溢れたら、徐々に世間一般へもその存在が浸透するであろう。

 さて、スヌードを着けたらご飯の時間なのであろう?母よ、早く用意するのだ。

▲ご飯くれるまで動きません!
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