犬との暮らし

食べ渋りのわたしを変えたもの

 こちらのブログでは、度々わたしがご褒美の食べ物を目当てに、しつけの学習をスムーズに進めたとの体験をご紹介した。

 これらは勿論事実なのだが、ドライのドッグフードに文句を付けて食べなくなった時期もあったのだ。今回は、一時期偏食に陥り、母を困らせた時のわたしのお話である。

わたしの食習慣

 わたしの食事は家に迎えられた当初、食事内容が変わってお腹を壊したりしない様に、ペットショップで元々与えられていた物をふやかした物だった。成長期のわたしに合わせて、体重の増加に伴い、フードの袋に記載されている目安量を参考に与えられ、ふやかさずに出されるようになっていった。

 徐々に基本のご飯の邪魔にならない程度に、しつけやコミュニケーション手段の1つとして、ドライフード以外のおやつも貰えるようになった。さつまいも、魚、肉、ヤギミルク、ペースト状の物、ヨーグルト等様々な味の物があった。あくまで量は少量だし、毎日必ず貰える物では無いので、特別感があり、ご褒美の効果としては抜群であった。

突然の反抗期襲来

 わたしは6か月くらいの時期に、食べ渋りを始めた。それまで当たり前に食べていたご飯を拒否して、もっと他に美味しい物があるだろうから、それを出せ、と要求したのだ。しかし、母も栄養のバランスを考え、おやつばかりでお腹がいっぱいになったら余計食べなくなる、と考えた。そこで、おやつは与えずに、ドライフードのみで食事を摂るように切り替えた。

 それでも、わたしが頑として拒絶をすると、母はフードを手に取って口元に持ってきた。尚も食べる素振りが無いと、成長盛りの身体を心配して、フードを直接口に入れてきたりもした。若いわたしはすげなくぺっと吐き出したりした。

 余りにもそれが続くと、単純に選り好みなのか、もしや身体の調子が何処か悪いのか、心配になった母は、判断する為にウェットフードを出してきた。勿論美味しい物はがつがつ食べ、体調に問題は無く、選り好みである事は明瞭だった。

我が儘を通して遂に胃酸を吐く

 出来るだけ、主食であるドライフードをわたしに食べさせるべく、ふやかしたドライフードの方が食べるのか、かりかりのままのドライフードの方が食べるのか、試されたりした。しかし結果はまちまちで、食べ渋りが改善される事は無かった。

 そのうち、標準的な食事量を下回っていたわたしは、空腹時に胃酸を吐くようになった。まだ体力もあったので、自分の我が儘を押し通しつつ、胃酸を時折吐き、どうしても空腹が我慢出来ない時だけ少量ドライフードを食べる、という生活をしていた。完全に自分のやりたい放題である。

手作り食導入

 流石に胃酸を吐き続けるのは身体に良くないので、母はご飯を手作り食にしてみた。栄養が偏ったりしては困るので、犬用の手作り食の本を買い、レシピを見ながら作ってくれていた。手作り食は勿論食べた。ドライフードよりも気に入って食べていた。自ら作った食事を、美味しそうに残さず食べるわたしを見て、母も嬉しそうだった。

 だが、母は手作り食を、この先ずっと継続するのは難しいだろうと考えた。

 まず、栄養のバランスを完全に取れているかが判断しかねる事。また、震災等の場合、保存の効くドライフードと違って、材料の調達や調理手段の確保が出来ない可能性がある事。同じ様に、旅行先では普段と同じ食事を用意できない事。

 これらの理由から、手作り食からドライフードに徐々に戻せるように、母は頑張っていた。

 ドライフード単品にすぐ戻しても、わたしが拒むのは明白であった。そこで、手作り食に少量のドライフードを最後に混ぜた物を用意された。ほぼ手作り食に混ざっているので、これならばわたしも一緒に食べるという訳である。そして、少しずつ、時間を掛けて、ドライフードの割合を増やしていったのである。いつの間にか、ドライフードが主体で、少量の手作り食をトッピングしてある、という状態にまでなっていた。

 そこからは、主に必要摂取量はドライフードで、さつまいもや大根、にんじん、キャベツ等の野菜類を1品茹でて細かくした物を少量混ぜるに留めていき、何とか騙し騙しわたしに食事を食べさせていた。

去勢手術で食欲魔犬に変貌

▲ご飯にまっしぐら

 この状況は、とある出来事により劇的に改善された。それは、わたしが10か月になる少し前に去勢手術を受けた事だ。今まで選り好みをするくらい、食事は「量より質」だったわたしが、湧き上がる食欲に抗えなくなったのである。

 手術の翌日退院し、感染症予防の為のお薬を服用させるのに、食べ渋りの状態でドライフードに混ぜても吐き出されると予想した母。お薬を服用しなくてはならない間は、市販のウェットフードにふやかしたドライフードを足し、そこにお薬を混ぜ込んでわたしに食べさせていた。ウェットフードの効果は抜群で、お薬ごと残さず平らげていた。

 順調に回復し、お薬の服用が終わった後、ドライフードのみをふやかして出されたのだが、文句も言わずに完食した。わたしの様子の変化を見て、母は、これならかりかりのままのドライフードでも食べるのではないかと考えた。そしてその予想は的中したのであった。

 去勢手術に因り、わたしの食欲は抗い難い程に増し、選り好み等言ってられる場合では無くなったのである。出された物は全て美味しく平らげる、食欲魔犬の誕生であった。

現在も食べっぷり良し

 キャバリアは食いしん坊だと言われるけれど、こんなに食べ渋りで苦労する事もあるのかと母が悩んだ過去は何処へ……。

 その後、胆泥症のケアの為に、現在は一般的なドライフードでは無く、低脂肪タイプの療法食のみを口にしているが、出された物はがっつり美味しく頂いている。療法食を導入する際に、病院の先生からは、「療法食を食べないわんちゃんもいるので、まず試供品をお渡ししますね。食べてくれそうだったら徐々に今のフードから切り替えましょう。」なんて慎重に言われていたけれど、初回からめちゃくちゃ食いついたのであった。

 現在は食べすぎない様に、摂取量を母が管理してくれているので、今日もわたしは安心して出された物を完食している。

まとめ

 わたしの食べ渋りに対して、母が実施したことをまとめると以下の通りである。

食べ渋りの対策

  1. おやつを辞めて、ドライフードだけをあげてみる。
  2. 全く食べないため、手作り食をあげてみる。
  3. 効果があったため、手作り食にドライフードを少量混ぜてあげてみる。
  4. 徐々にドライフードをメインにし、野菜類等を茹でたものを少量混ぜて様子を見る。
     だが、結局は去勢手術に因り体質が変わって食欲が旺盛になった。ホルモンバランスの変化によるものなのか、要因は定かではないが、とにかくキャバリアの特徴である食いしん坊になったのである。
     改善策は場合に因りけりだと思うので、色々試してみることをお勧めする。

 

▲ご飯の時間、まだかな~。
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POSTED COMMENT

  1. ぱるまま より:

    こんにちは。
    またうちのきゃば嬢と同じ過ぎて、コメントしてしまいます(笑)
    うちの子もおうちに来て一週間くらいで自分では食べなくなり、毎回一粒ずつ投げて遊びながら食べさしたり、ドライフード二粒に缶詰ほんの少しをサンドしてミニミニバーガーにして食べさせたりしていました。
    子犬だから食べないと心配でこっちも必死になって  病院で相談したとき缶詰がつがつ食べて恥ずかしかった(笑)
    そして、生後半年で避妊したら退院して帰ってきたとたんドライフードだけで一気に食べて!犬が変わったのかと思いました(笑)  それからは本当に食欲魔犬です!
    超長文失礼しました(>_<) 

    • ひかり より:

      ぱるまま様
       温かいコメントをいつもありがとうございます。
       ご飯を食べてくれなくなると、本当に心配になりますよね。犬との生活は初めてだったもので、人間の子どもと同じ様に食べムラが出るなんて思いもしなくて、当初は色々調べたりして大変でした……。今では療法食なので、食べ渋りが続いていたら本当に困る所でした。
       あの食べ渋りの対応の苦労に比べたら、摂取カロリーを管理するくらい、お安いものです!!
       今後も「わたし」の素の姿をお伝えして参りますので、お楽しみ頂ければ幸いです。
       

  2. 匿名 より:

    キャバリアって食いしん坊じゃないの?!ってなりました(笑)  
    はい!楽しみにしております(о´∀`о)♪

    • ひかり より:

       わたしも、キャバリアの事を調べていた時に、食いしん坊、という情報が多かったので、食べ渋りの際は心配しました。
       今現在は正しく食いしん坊ですが。
       当サイトにお越し頂き、また、コメントを寄せて頂き、ありがとうございました。

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