キャバリアの魅力

わたしの被毛のチャームポイント

 キャバリアであるわたしのチャームポイントの1つは、この豊かな被毛であろう。同じキャバリアであっても、微妙に被毛の状態は異なり、また、身体の各部位に因っても手触り等特徴が異なっている。今回はわたしの被毛の特徴をお話したい。

顔に鯰髭

▲立派な鯰髭!

 顔の部分の被毛で特徴的なのは、鯰髭である。両頬から何故かここだけ長く伸びていて、正しく鯰のお鬚の様。この毛は、わたしの身体の被毛の中でも、少し硬め。子犬の頃から伸びていたので、「年齢にそぐわない。」「子犬なのにおじいちゃんみたい。」と家族にうけていた。ご飯の残りがくっついてしまう事もある。

 本物の鯰さんの様に、この髭を自在に動かす事は出来ないし、地震の察知も出来ない。と言うか、夜中に地震が起きた時も気にせず眠ったままで、母に起こされ、サークルのベッドからクレートに避難させられる程、動物の本能が何処かに忘れ去られている始末である。

 

▲スヌードを取ると現れるふさふさの耳!

 耳は身体のどの部分よりも細い毛が密集している。シャンプーした後、乾かすのに1番時間が掛かる場所である。外側の毛はほんの少しウェーブが掛かっており、内側の毛は細かくウェーブが掛かっている。

 耳の毛の長さは個体差があり、わたしはかなり長めであった。母もチャームポイントの1つと捉えており、ずっと大事に伸ばしていたのだが、外耳炎になり、健康の為に治療期間中、泣く泣く短くカットされた。外耳炎も治り、その後耳の毛を再び伸ばしているが、未だ最高到達点に戻ってはいない。

▲最も耳の毛が長かった頃。

 

 ご飯を食べる時には、耳の毛を一緒に食べてしまわない様に、スヌードを着けている。ご飯を探すゲームを家でする時は、スヌードをうっかり着け忘れて、耳の端にご飯をぶら下げていたりする。勿論、お散歩の際もスヌードは欠かせない。

胴体は変化に富んでいる

 首筋から、背骨のラインに沿って尻尾の付け根まで生えている毛は、張りのあるしっかりとした短めの毛。胴体部分の毛が全て長く伸びる訳では無く、この部分は常時短い。首、肩周りの毛は密集度が高く、洋服を着たり、ハーネスを付けても、マフラーの様にもふっと毛が溢れ出す。

 脇腹の毛は、長く伸び、さらさらストレートである。排泄の際には汚れてしまう事もあるので、毎回ウェットティッシュでしっかりと拭かれている。夏には、横から見た時に腹部のラインが少し隠れる程度でカットされている。

 胸の毛は、緩めウェーブの兎に角ふわふわな毛である。指を埋めると、柔らかく包みこまれる感触が、母にとっては堪らないらしく、無駄にもふもふされる。夏でも胸の毛はカットされない。

▲指が埋まる胸毛。

 

 お尻から後脚の毛は、緩いウェーブがかかっており、毛質に柔らかさがプラスされる。後脚外側よりも、内側は更に柔らかく、ふわふわで、お散歩後に脚を拭かれる際、母はここのふわふわを堪能する。尻尾の根元あたりは、癖っ毛であちこちはねている。後脚内側は、この柔らかい毛が絡まり易く、毛玉が出来易いのが難点である。無論、汚れそうなお尻付近は問答無用でカットされる。

▲お尻は癖っ毛。

 前脚の飾り毛は、ほぼストレートな毛でありつつ、ふわふわな毛が密集している。汚れ易いキャンプ前にはざっくりと思い切りカットされるが、カットされているうちに、かなり大きな毛の山が出来上がる。密集度が高い上に、ハーネスで前脚の付け根の毛は擦れ易いので、ここも毛玉要注意ポイントである。

▲飾り毛は毛玉との闘い!

尻尾が咲く

 そして、キャバリアの特徴的な尻尾。尻尾の毛は、お尻や後脚の毛質と同じ柔らかさと細さを持ちつつストレートである。子犬の頃は、尻尾の形が分かる位毛が短かった。

▲先っぽが少し咲いてきた!

 それが徐々に毛が伸びていき、尻尾から毛先が浮いていき、さわさわとほころんでいった。ほころんでいった毛先は更に伸び続け、今では尻尾から豊かな被毛が垂れ下がり、薄の様である。

▲完全に咲いたけど、まだ成長中!

 インターネット上の、キャバリアを飼っている方々のブログで、その尻尾の変化の様子を、「尻尾が咲いた」と表現されている事を知った。言い得て妙である。

 尻尾の毛先が床に大抵着いている為、ぱたぱたと動くその姿は、お掃除の箒の様である。秋にご機嫌でお散歩を楽しんでいると、周囲の方々からは、「犬の尻尾が落ち葉を掃いてる。」と注目を浴びる事も多い。お散歩からの帰宅時には、ブラッシングが必須である。

▲立派に咲き誇りました!!

 

 以前、お散歩中に出会った男の子が、わたしを撫でて良いか尋ねてきた。勿論快諾し、男の子に心置きなくまふまふして貰ったのだが、この男の子は犬への礼儀を弁えていて、「尻尾は嫌がるから触っちゃいけないんでしょ?」と聞いてきたのだ。

 母は、「そうだね。ぎゅっと握ったら嫌がるだろうけど、この子は尻尾の毛が長いでしょう?お手入れでブラッシングしてあげていて、触られる事に慣れてるから、撫でる位なら大丈夫だよ。」と答え、男の子にわたしの尻尾を触らせてあげていた。男の子も大変喜んで帰って行った。

家中を侵略する毛

 わたしの被毛の魅力は大分お伝え出来たと思う。もふもふ可愛がりたい方には、さぞ魅力的に思えるだろう。

 しかし、わたしたちキャバリアは、プードルの様に毛が伸び続けるのではなく、一定の長さまで伸びたら止まり、抜けていく。被毛の量も豊かなので、掃除機を掛けても、そのすぐ傍から落ちている毛が目に付く。ブラッシングをしていても、掃除機を掛けていても、鼬ごっこである。

 頑張ってお掃除をしても、毛がいつの間にか、服に付いていた、部屋の隅に落ちていた、ソファーやラックの下に纏まっていた、なんて事は常であるので、そこはご容赦頂きたい。

 毛玉が出来易いし、ゴミが絡まるし、抜け毛が残っていると肌の状態も悪くなるので、ブラッシングは欠かせない。シャンプーの後乾かすのには、時間がかかる。(トリミングサロンでは、犬の大きさ、毛の長さに因って料金設定がされる事も多いので、キャバリアは小型犬の中では若干高めになる事が多い。)

 そんなマイナス面も含めて、家族はわたしを可愛がり、今日もわたしは存分にまふられているのである。

 

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