お手入れ

シャンプーをして貰うわたし

 以前にもお伝えした通り、わたしはトリミングサロンでは無く、自宅でシャンプーをして貰っている。その様子を今回はご紹介するので、自宅でのシャンプーや、宿泊先でセルフシャンプーを行う際に、参考にして頂ければと思う。

自宅でシャンプーをする理由

 プロのトリマーさんに託すのでは無く、敢えて自宅でシャンプーをして貰っているのには幾つか理由がある。

  • コストを抑える為。
  • いつでも洗いたい時にすぐ洗える為。
  • 全身隈なく洗う事で、皮膚の異常等に気付いて健康観察に役立つ為。
  • シニア、持病のある犬は、獣医師の診断書等を提示しないと、トリミングサロンで施術して貰えない場合がある為。

 ドッグランやキャンプに出掛けた後は、兎角泥が付いたり、野外特有の匂いが体に残ったりしがちである。そうなったら、出来るだけ早くに洗いたくなるものである。勿論、それを見越して出掛ける予定に合わせて、事前にトリミングサロンの予約を入れておくのも良い。が、ご近所のトリミングサロンはかなり繁盛しており、大分前に予約を入れないといけないそうである。(ご近所の別の飼い主さんからの情報に由ると)

 また、子犬の頃等、留守番中に排泄を済ませて、うっかり踏んでしまう事もあった。そうなると、毛の長いわたしは、拭くよりも洗ってしまう方が速い。

 ブラッシングや日々の触れ合いの中でも、わたしの身体は家族から遠慮無くもふられているが、被毛が豊かなので、肌の状態の健康チェックはシャンプーの最中が適している。実際、シャンプー中にニキビを発見されたりもした。

 トリミングサロンに通っている場合は、施術が終わってお迎えする際に、トリマーさんに何か気になる点が無かったかを、念の為確認してみる事をお勧めする。常連になってルーティーン化していると、飼い主も把握済みだろうと思われて、些細な事は報告がされないケースもあるからである。

 また、シャンプーはある程度体力を消耗するので、トリミングサロンによっては、事前に健康状態のチェックがあり、シニア犬や持病のある犬は、かかりつけ獣医師の診断書を提示しないと施術して貰えない。リスク管理の為にそれは致し方無い事なのであろう。いずれやって来るシニア期や心臓病リスクを考慮し、体調に配慮し、部分洗いや日程に融通が利く様に、わたしは自宅でのシャンプーに日々慣らされている。

いざシャンプー!

 ここからは普段のシャンプーの様子をお伝えしよう。

シャンプーの下準備

 もふもふなわたしは、シャンプーの前に念入りにブラッシングされる。ブラッシングは日々されているお手入れであるが、シャンプーの前には再度抜け毛をごっそり取られる。毛が絡まったままだと、洗いにくいのもあるし、ブラッシングで取り除ける汚れは排除しておかないと、泡立ちにくくなってしまうからである。

 更に、出来るだけ乾かしやすい様に、足裏バリカン等、毛刈りは前日等に済ませておく。同日に行うと、本当にわたしの拘束時間が長くなるので、わたしの機嫌を損ねない様に別日に済まされている。

 また、耳掃除の為のイヤープロテクターは、シャンプーを予定している数日前に入れておく。

▲シャンプーする?

お風呂場へ

 わたしのシャンプー専用道具は以下の通りである。

  • シャンプー・コンディショナー
  • 泡立て用タオル
  • 小さい洗面器
  • スポンジタオル
  • 大判タオル2枚
  • 小さいタオル1枚
  • ヘアバンド
  • ペットドライヤー

 これらをお風呂場、脱衣室に準備したらわたしも連れていかれる。何となくシャンプーするのかな、と察知して、母が準備している段階から乱入して行くのが常である。

ずぶ濡れのわたし

 先ずはシャワーで全身隈なく濡らされる。大体シャワーの温度は38度前後。人よりも少し温め。最初はかなり水をはじくので、じっくり掛けられてびしょびしょにされる。

 最初に自宅でシャンプーをされた時は、慣らす為に、弱めの水圧で、シャワーヘッドをぴったり身体にくっつけて掛けられていたのだが、わたしが気にしないので、最近はかなり大胆に掛けられる。

▲濡らされても動じないわたし。

下洗い

 小さい洗面器にシャンプーとお湯を入れて、泡立て用タオルで泡を作りながら、下洗いしていく。汚れや皮脂等、1回では綺麗に落としきる事が難しい為、2度洗いをしているのだ。

 因みに、洗われるのは苦手では無いが、何となく幼い頃からの癖で、洗われている最中は、母の両膝の間に顔をすぽっと埋めている。脇腹をちょんちょんされて、お腹を洗いたいと伝えられると、お座りの状態から腰を上げるが、基本顔は埋めっ放しである。顔や胸を洗われる時は、仕方無く離される。

▲泡で優しく。

本洗い

 下洗いの効果で、シャンプーも泡立ち易くなっているので、指先を使って皮膚をマッサージする感じで洗われていく。犬の皮膚は人よりも薄いので、あくまでも優しく。

 最初は、お尻の方から洗い、顔は最後に。毛が密集して何かとゴミが付きやすく、イヤープロテクターで耳垢が外に出てきている耳は念入りに洗う。

▲耳の密集した毛の間に泡を揉み込む。

▲目に入らない様に。

 肉球の間も、しっかりと指で広げられて洗われる。眉間や下瞼は指先で優しく。

▲汚れが溜まり易い肉球の間も。

 この時に、全身マッサージされながら、肌の健康チェックもされている。

 すすぎの時は、耳の中にお湯が入らない様に耳を手で押さえられたり、鼻にお湯が入らない様に顔を上に向かされたりされている。

▲すすぎはしっかりと!

コンディショナーで絡まりにくく

 よくすすがれた後、コンディショナーを塗られる。

 コンディショナーを直接塗っていくと、べたつき過ぎて、すすぎに時間がかかるので、先ほどの小さな洗面器に今度はコンディショナーとお湯を入れて、薄めた物を塗っていく。絡まりやすい耳、胸、尻尾、脚の飾り毛に塗った後、洗面器に残っている分を背中からざっとかけて、もう一度掌で全身を撫でられる。

 少し時間をおく為に、母はシャンプーやら洗面器やら泡立て用のタオルやらを纏めたりしている間、わたしはついついぶるぶると濡らされた身体を震わせて水気を落とす。

▲身体が濡れるとぶるぶるしたくなる。

 十分シャワーですすがれたら、脱衣室で乾かされるが、ここまで洗いにかかる時間は大体15~20分程度である。

乾燥に時間がかかるわたし

 洗いに比べて、乾燥の方が格段に時間がかかってしまう。特に被毛の豊かなキャバリアならではのお悩みである。

タオルドライ

 風呂場の中でスポンジタオルを使って、ざっと水分を絞られる。文字通り絞られる感じで、スポンジタオルに包まれた状態で、尻尾や耳、脚の飾り毛をきゅっきゅっと優しく握られる。

▲タオルでくるまれるわたし。

 風呂場の扉前に大判タオルが敷かれているので、そこに呼ばれる。お座りをすると、もう1枚の大判タオルで包みこまれる様にされて拭かれていく。途中、我慢が出来なくなって、ごしごしと身体を床(タオル)に擦りつけてしまうのは、勘弁して欲しい。

▲擦りつけたくなるのは仕方無い。

 耳の毛は、身体の他の部分の毛と違って、より細く密集していて乾き辛い。そこで、ざっくりと全身を拭かれた後、ヘアバンドをスヌードの様に装着される。

▲ヘアバンド装着!

ドライヤーの威力

 タオルドライだけでは到底乾かないので、ドライヤーの出番となる。

 最初の頃、自宅にあった人間用のドライヤーを使っていたのだが、わたしの毛を乾かすには力不足であった。風量が足りないので、時間がかかるし、風が熱いので距離を離さなくていけないし、長い時間は使えなかった。かと言って、冷風ではほとんど意味を成さない。

 そこで、自宅シャンプーの為に、思い切ってペットドライヤーを購入したのだ。見た目は大きな掃除機みたいである。が、風量は人間用のドライヤーの比では無いし、風量調節や温度調節も細かく出来る。ペットドライヤーは、熱では無く、風で水分を吹き飛ばす感じである。

▲ペットドライヤー

▲左が温度、右が風量調節。

 膝に抱っこされて、お腹側からドライヤーを当てられ、右半分が終わったら反転されて、次は左側という風に乾かされていく。ドライヤーを当てられつつ、小さいタオルでも肉球の間等、部分部分を拭かれる。ドライヤーの風で無茶苦茶毛が吹き飛ぶので、時々脱衣室に掃除機を掛けて、また続きのドライヤーをされる。

▲抱っこされてドライヤー。

▲身体が冷えない様に、お腹を先に乾かして。

▲脚にドライヤーを当てると何故か伸びる。

 この時、耳の水分を吸収する為のヘアバンドが、丁度ドライヤーの音を軽減してくれるので、首から下を乾かされている間は比較的大人しくしている。しかし、耳を乾かさねば終わらないのである。耳の外側を乾かす時は、耳をぺたっと顔に抑えて、出来るだけ五月蠅くない様にしてくれている。耳の内側が1番の難点だが、耳を捲られたあと、耳孔をなるべく手で塞がれて、逃げようとする身体はしっかり抱えられているので、じっと耐えるのみである。

▲耳は苦手。

 こうして乾かすのにかかる時間は、大体1時間強。全体に擁する時間は1時間半程といったところである。

▲すっきりしたね。

 おわりに

 大体、1か月に1度、自宅でシャンプーをして貰っている様子はこんな感じである。わたしが脱衣室から解放された後、母は、わたしの毛と格闘しながらお風呂場を洗ったり、もう1度脱衣室に掃除機を掛けたり、タオル類の洗濯をしたりと後始末もある。

 ドライヤーを使う時には、わたしを抱っこする担当と、ドライヤーを当てる担当に分かれる為、基本的には2人必要になるので、休日に行うが、稀にアクシデントが発生し平日に母が1人で洗う事もある。要は慣れである。

 シニアになってからも、わたしが清潔で過ごせる様に、家族は今から練習を積み重ねてくれているのである。

▲肉球も綺麗なピンクに。
2+
こちらの記事もおすすめ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。