春の健康診断から約半年が過ぎ、僧帽弁閉鎖不全症の経過を診る為、心臓の超音波検査とレントゲン検査を受けた。胆石症の経過を診る為の超音波検査も合わせて受けて来た。
尚、季節の変わり目で、わたしの皮膚の痒みが再びぶり返してきたので、そちらも合わせて診察を受けた。これらの検査・診察の結果をお伝えしたいと思う。
膿皮症の経過
涼しくなって、皮膚の状態が良くなるかと思いきや、季節の変わり目で悪い方に影響が出てしまったようである。痒みが出て、耳を掻いたり、内股を舐めたりしてしまうので、先生に診て頂いた。
肉球にワセリンを塗られると、舐め取りたくなるわたしだが、母に肉球を暫く握られている間に忘れてしまう。外用薬を塗布した後、ご飯や遊び、散歩等で気を逸らせば、舐めないだろうと母も判断し、外用薬を処方して貰う事にした。1日1回内股に塗布する事になった。
胆石症の経過
超音波検査で経過を診たが、前回と変わらない状態であった。悪化していないのは何よりだが、内服薬や療法食で胆石が減ってもいないので、療法食を更に低脂肪のタイプに替えるか、先生も判断に悩む所らしい。
まだ7歳なので、より低脂肪にして栄養状態に問題が出ないか懸念材料が残るので、一先ず現状維持の状態で、経過を診る事となった。
僧帽弁閉鎖不全症の経過
レントゲン検査で心臓の大きさを測った所、変化無し。拡大が見られないので、安心である。超音波検査では、僧帽弁閉鎖不全に因り、左心房と左心室に若干の逆流が確認された。逆流の程度は前回超音波検査と変わらないので、内服薬で今の所悪化を防げているという事である。
まとめ
今回の診察・検査結果を踏まえた今後の対応は、以下の通りである。
- 膿皮症は、シャンプーと外用薬(モメタオティック)で対処。
- 僧帽弁閉鎖不全症は、アピナック12.5㎎(朝晩1錠ずつ)を継続し、時期を見て、超音波検査・レントゲン検査で経過観察。気温・気圧の変化で急変する事もあるので、日常の健康観察をしっかり行っていく。毎月の肛門腺絞りの際には心音確認。
- 胆石症は、ウルソデオキシコール酸50㎎(朝晩1錠ずつ)と、低脂肪タイプの療法食を継続し、時期を見て超音波検査で経過観察。更に低脂肪の療法食に替えるか、今後検討の余地有り。
キャバリアは、心臓病のリスクが高い犬種という事もあって、毎年健康診断を受けていた事で、早期発見・早期治療開始が出来た。
健康診断は保険適用外なので、かなりコストは掛かると思う。だが、症状が出てから検査をした時には、かなり病状が進行してしまっていて、投薬治療では効果が得られにくい場合もあるであろう。外科的治療の際の麻酔のリスクや、高額な医療費の負担もあるので、定期的な健康診断で早めの対処は大切だと思う。
ちなみに、健康診断に因り、病名が確定したので、その後の経過観察の検査は保険適用範囲である。検査費用・投薬治療費は今後継続的に発生するので、保険の加入を済ませておいて良かったと思っている。
参考までに、今回、検査や投薬に掛かった費用を記載する。
計 | 29,150円 |
項目 | 費用(税込) |
再診料 | 660円 |
レントゲン検査基本料 | 3,850円 |
レントゲン写真追加料(3枚) | 1,650円 |
画像診断料 | 1,650円 |
胆石症の超音波検査 | 2,750円 |
心臓の超音波検査 | 6,600円 |
外耳処置 | 1,100円 |
ウルソデオキシコール酸50㎎(28日分/朝晩1錠ずつ) | 3,080円 |
アピナック12.5㎎(28日分/朝晩1錠ずつ) | 3,080円 |
調剤料 | 220円 |
薬の処方料 | 770円 |
モメタオティック5ml | 1,430円 |
ノルバサンシャンプー200ml | 2,310円 |
シャンプーは、保険適用外である。自己負担額は、7,678円であった。